三叉神経痛とは

三叉神経痛という病名を聞いたことがあると思います。この三叉神経痛による顔の痛みは相当に強く、かつ突発的に起こるのがやっかいなところです。この疾患は脳に原因があって起こるとされており、普段に生活にもかなりの支障をきたすので、しっかり治療したいものです。

 

この三叉神経痛ですが、ズバリ、顔に痛みがでる疾患です。顔のいろいろな感覚「痛い、触った、冷たい、熱い」などを脳に伝える神経を三叉神経と言います。この三叉神経に痛みが起こるわけで、顔が痛くなります。

 

理由はいろいろですが、特発性三叉神経痛というころで、ちょっと昔は原因がわからなかったのです。これが最近になって脳に原因があって発症することがわかってきました。

 

基本的に「三叉神経痛」は特発性三叉神経痛のことを指しています。実際に外来で受診される人の典型的な症状ですが、「以前からものを噛んだり、歯磨きをした時に右歯茎がビリッと痛む」、「最初、痛みは虫歯かと思い歯科医に行って治療を受けたのですが、抜歯しても痛みが治らない」、「次第に歯だけではなく、右の顔まで痛みが出てくるようになった」などという感じです。「時々左頬もビリッと激痛が走るようになった」という人もいます。実際にこうした痛みが出るようになると、当然ながら、普段の生活にもかなり支障が出てくることになります。